はじめに
まず初めにこの会の特色として「経絡治療の明確で理論的な根拠のある治療」
「少人数制の手から手への直接指導」
とあります。
私、この二つに惚れたと言っても過言ではありません。
全ての治療技術のセミナーがそうだとは言いませんが、大体の場合は講師の先生が喋って、講師の先生が治療するところを見学して…ハイじゃあ明日からこれでやってみてください!で終わるパターンが多数と言われています。
ある程度そのやり方の基礎が出来ている場合ならまだしも、初学者で基礎からみっちりやりたいという生徒側としては…うーん…ですよね(笑)
また、前の職場(治療家相手に全国的に技術セミナーを行っている社長さん)の社内勉強会もそうだったのですが、講師側の先生としてはしっかり教えてるつもりでも、センスや感覚の領域が強く出てしまい(いわゆるひとつの長嶋監督的な)的を射てない部分が多々あり、結局得られるものがなく、無駄な時間と無駄金を使ってしまういわゆる「セミナー難民」なんて言葉ができてしまうくらい、業界の深刻な問題でもあるのです。
(ま、ある種天才の人が天才の言葉で大勢の凡人相手に一人で教えるってのも、結構無理のある構図だとは思うのですが…)
たとえそこで感覚の部分を質問をしても、まともな回答が得られずモヤモヤして終わった等、酷い話には枚挙にいとまがありません。
そういったことが続き、いよいよ社内勉強会に参加者が少なくなると、給与に響くぞと通達が出て脅されたこともありましたし、挙句の果てには毎回参加料も徴収するという暴挙にも…(笑)
そんな現状を見てきたので、結局自己流の治療に頼らざるを得ない治療家の皆さんが多くなってしまうのです。
単刀直入にいうと「天才が独自に編み出したやり方は凡人には再現性が無い場合が多い」のですよ(笑)
天才じゃなくてもOK
逆に何も知らずに飛び込んでしまった「東洋はり医学会」なのですが、セミナーで沢山生徒を集めて儲けを出そうというのではなく、この素晴らしい技術を後世に伝承しようという目的がありますので、そういった一人の天才による凡人への指導とは真逆です。むしろ新しく学ぼうとしている会員達と、同じ道を通った2~30年もしくはそれ以上の年月を学び続けているベテランの先生が教えて下さるので、明確な根拠と説明があり、私も毎回参加するたびに、目から鱗が落ちまくっていました(笑)
長くなりましたので、この辺でその1はおしまい。
後日のその2もご覧ください。