そして、定期的に順番が回ってくるのが「症例発表」というものです。
これは日々の臨床の中で、印象に残った症例や、自身の気づき、何らかのきっかけになったもの、その他試行錯誤してこういった感じで治癒に結び付けました等、治療の結果と内容のまとめを大勢の前で発表する機会です。
もちろん会の大ベテランの先生方もいらっしゃり、その方々の講評を受けることができます。これにより、また一段も二段もステップアップできる場でもあります。
詳しい内容
記録すべき項目患者:氏名、年齢、性別、職業など
初診日
主訴:患者が最も苦痛に感じている症状
現病歴:主訴の発症時期や原因及び部位と今までの経過など
望診:身長、体重、顔や尺部の色、動作など
聞診:五音、五声、五香
問診:五味、食欲、睡眠、便通、尿、既往歴など
切診:切経、腹診、脉診(脉状診、比較脉診)
病症の経絡的弁別
証決定
適応側の判定
予後及び治療方針
治療経過
反省と考察
以上、これらを事細かく且つ12分という時間制限を設け、発表するという条件で行われます。
既に先日の支部会にて、支部会員の先生方の前で発表の練習と質疑応答、細かい部分の手直しも済ませています。
あとは本番を待つだけ!