本日の内容は題名の通り「鍼の処分とリサイクル」について。
当院で使用している鍼は全てディスポ―サブル鍼(しん)と言って、単回使用の使い捨ての鍼を使用しております。
これは個別に包装され、文字通り一回の施術で廃棄する鍼です。
学生の頃や鍼灸師として駆け出しの頃は、もったいなさも相まって自分に打って練習する使い捨て鍼は一回どころか、何回も繰り返し練習して、ついには曲がって使い物にならなくなるまで使ったりもしていましたが…(苦笑)
んで、使い終わった鍼はというと、みんな2リットルのペットボトルに入れて各自で一時保管するのがこの業界の定番となっているのですが(笑)
当然その内限界は来る…
一応法律上は「医療機関」でなく「施術所」の扱いになるので、感染性廃棄物とはいえないそうです。
ただ、一度体内に刺入したのもなので、どう考えても感染性廃棄物として処理しなきゃでしょ?ってことで…
ドーン!って感じです。ちなみに50リットルバケツです(笑)もちろん安心のバイオハザードマーク入り。
院に運ばれて来たのを見て、思ったのより随分とデカいな…と…。家庭用ポリバケツのサイズ感です。
早速家にあった、溜まりに溜まっていた使用済鍼のペットボトルをぶちまける(笑)
ここ十数年分の蓄積で何と2リットルのペットボトル9本…そしてそれでもやっとバケツの1/3程度…経絡治療に移行し始めてから、鍼の使用本数も少なくなりつつあるので、これはもしや一生かかって溜めるパターンですか?(笑)
んで、まあその後の話なんですが、バケツが一杯になったら再び処理業者を呼んで、持ってってもらいます。
もちろんですが処分・処理の資格を持つ工場に持ち込まれ、高熱で溶かされ粉々にされ、その辺の道路のアスファルトや公園や施設等の地面の舗装に混ぜられて、再利用されます。
そんな感じで、今日も鍼を溜め続けます!