

これは個別に包装され、文字通り一回の施術で廃棄する鍼です。
学生の頃や鍼灸師として駆け出しの頃は、もったいなさも相まって自分に打って練習する使い捨て鍼は一回どころか、何回も繰り返し練習して、ついには曲がって使い物にならなくなるまで使ったりもしていましたが…(苦笑)

当然その内限界は来る…
一応法律上は「医療機関」でなく「施術所」の扱いになるので、感染性廃棄物とはいえないそうです。
ただ、一度体内に刺入したのもなので、どう考えても感染性廃棄物として処理しなきゃでしょ?ってことで…

院に運ばれて来たのを見て、思ったのより随分とデカいな…と…。家庭用ポリバケツのサイズ感です。

ここ十数年分の蓄積で何と2リットルのペットボトル9本…そしてそれでもやっとバケツの1/3程度…経絡治療に移行し始めてから、鍼の使用本数も少なくなりつつあるので、これはもしや一生かかって溜めるパターンですか?(笑)

もちろんですが処分・処理の資格を持つ工場に持ち込まれ、高熱で溶かされ粉々にされ、その辺の道路のアスファルトや公園や施設等の地面の舗装に混ぜられて、再利用されます。
そんな感じで、今日も鍼を溜め続けます!